市役所前公共駐車場の利用料金は、平日の8:30~17:30の間は30分無料、以降、30分毎に100円です。近隣の主な自治体では、開庁時間の駐車場利用料金は1時間まで無料です。北部の山口支所と塩瀬支所では、利用料金が1時間まで無料です。本庁の方が相談内容も多岐にわたるため、利用時間が30分を超えるケースが多いでしょう。一律に60分無料にすると、駐車場収入が減収しますが、60分無料にすることと、減収幅を減らす方法を合わせて提案しました。 


質問
車での来庁者用に東館にある市役所前公共駐車場ですが、昨年度まで、市が無償で都市整備公社に貸し、昨年度、都市整備公社は税込約1億615万円の収入がありました。今年度から、公社でなく、市から借り受けて駐車場事業を行う民間事業者が、賃料を市に払い、駐車場収入のすべてが民間事業者の収入となります。民間事業者はここ以外に、利益の見込めない駐車場も含んだ計5か所で年間約5,200万円の賃料を払っています。事業者提案では、そのうち、市役所前公共駐車場の賃料は5,020万円となっています。今年度上半期の駐車場収入は約5,900万円でした。

この市役所前駐車場の利用料金ですが、市役所開庁時間である平日の8:30~17:30の間は30分無料、以降、30分毎に100円です。
資料をご覧ください。

駐車場他市比較

近隣の主な自治体では、開庁時間の駐車場利用料金は1時間まで無料です。また、庁内のいくつかの課に確認したところ、相談内容や窓口の混雑具合によって、30分を超えることはめずらしくないとのことでした。 市役所来庁者の利便性向上という観点から、近隣市同様の料金設定にすべきと考えますが、単純に1時間まで利用料金を無料にすると、駐車場収入が減少します。しかし、最大24時間1,000円や無料時間以降30分100円という料金設定を変更する、もしくは、窓口利用が30分を超えた場合に限って、サービス券や確認印で対応する方法にすれば、駐車場収入の減収幅を減らすことは可能です。 以上のことから、

市役所来庁者の利便性向上のために、全体の料金体系を見直すことで、駐車場料金を1時間まで無料にすべきではないでしょうか。

<続く・・・>