平成28年3月定例会でとりあげた、
西宮市国民健康保険総合健康診断(人間ドック)助成事業について

西宮市国民健康保険総合健康診断(人間ドック)助成事業について②
の進捗報告です。

言いたいことを言うだけ、言いっぱなしでなく、答弁を糸口にして、結果に結びつけることが議員の実現力だと思います。残りの期間でこれまでの発言を形にすべく取り組んでいきます。
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西宮市国民健康保険総合健康診断(人間ドック)助成事業について③

H28年3月定例会における一般質問でとりあげた、西宮市国民健康保険総合健康診断助成事業ですが、その後、西宮健康開発センターでの内視鏡検査の受診体制が平成27年度、月3回から平成28年度、月4回に改善されたました。このことは評価いたします。

もう1点、市内に人間ドックを実施している医療機関が市内に複数あることから、助成対象をそれらの医療機関に拡大すべきという質問をしました。これに対する、市の答弁は、
「人間ドックは、生活習慣病の予防に役立つなど、被保険者の健康増進に寄与するもの」
「利便性が増すことから、人間ドックの受診者数は全体で増加すると予測」
「受診者数が大幅に増加すると、助成費用も増大することになる」
「助成額の見直しも含め、慎重に検討する必要がある」
というものでした。

人間ドック助成事業を行っている中核市のほとんどが民間医療機関を助成対象としていること、月4回以上、内視鏡検査を受診できる、つまり西宮健康開発センターよりも受診体制が整っている医療機関が市内南部に数カ所あるにもかかわらず、西宮市立中央病院、西宮健康開発センター、北口保健福祉センター健診施設に助成対象機関が限定されていることは受診者の利便性が考慮されていません。また、内視鏡健診の予約がとれず、X線検査で受診しても、再検査が必要な場合、日程をあらためて内視鏡による検査が必要となります。

通常の健診でわかりにくい病気の早期発見・早期治療や予防につなげるという人間ドックの目的からすると、現在の検査体制は非効率であると言わざるをえません。


【質問】
内視鏡検査を含む人間ドックの検査体制について市は十分であると考えているのか。今後、どのように対応するのか。 


【答弁】
人間ドックにつきまして、内視鏡による胃部検査を含むコースは人気が高く、受診者が希望する時期に予約が取りにくい状況となっており、検査体制をより拡充していく必要があるものと考えております。 今後、健康開発センターなど、現行のドック健診検査機関における検査体制の拡充とともに、新たにドック健診の検査機関を拡大するなど、さらに利用者からのご希望にお答えできる方策について、医療関係機関と調整してまいります。